SQF1000の認証農場

SQF2000・1000 認証について

SQF 規格は Safe Quality Food の略称で、安全で高品質な食品を確保するための国際認証規格。

1994年オーストラリア西農務省が開発し、その間数回の規格の改定を経て2003年からは米国食品マーケティング協会( FMI )が統治している(現在2005年2月第4版が最新版)。

  この規格は、食品の安全性に対してはCODEX委員会とNACMCF(米国食品微生物基準諮問委員会)のガイドラインによるHACCP手法管理、食品の品質性はISO9001の品質マネジメントシステムの管理と、安全と品質の両面を要求している。

  SQF規格には一次生産者向けに要求数や審査回数を少なくして経費ダウン化したSQF1000規格(2000年発効)と、食品関連全産業向けのSQF2000規格の二つがある。両規格の要求には供給者の食品安全と品質マネジメントシステムの開発の程度を示すように3つのレベルに分けられ、供給者が自分に見合ったレベルの認証を取得できるプログラムを提供している。

その各レベルとは、

  1. レベル1は食品安全の基本でGAP、GMP、SSOPを含むPRPsの開発 
  2. レベル2はHACCPに基づく食品安全プランの開発
  3. レベル3は包括的な食品安全と品質マネジメントシステムの開発

特にこのうちHACCPプランの危害分析は、従来のHACCPの手法である生物学的、科学的、物理的な危害に品質的危害を加えて4分野の分析を行い、CCP(重要管理点)とCQP (重要品質点)の両面で食品の安全と品質の確保をするように要求されている。

さらに品質マネジメントシステムでは、経営者のコミットメント、品質マニュアル、職務権限、教育訓練、文書・記録の管理、仕様書、工程管理、是正・予防処置、不適合品の管理、食品関連法規、検証、内部監査、マネジメントレビュー、顧客の苦情、製品の検査・分析、製品のトレース・リコール等々の要求事項がある。

  審査回数は、SQF1000は一次(文書)審査、二次(認証)審査、1年ごとの更新審査で、SQF2000はこれに半年1回の維持審査が追加される。
本年6現在SQFの認証件数は世界で約4500件、日本でSQF1000は養鶏場1件と養豚場1件(本年中に7件の予定)、SQF2000は35件(本年中に40件の予定)と増えている。

このようにSQFシステムは両規格共に食品の供給の携わる方々が関連する方々が関連する法規制、食品の安全と品質それぞれの面での基準を組織的、かつ経済的に満たすことが可能な国内外を問わない国際共通認証規格であるといえる。

( 月刊HACCP 2005年7月号 )